セミナーレポート

2月20日 奈良県 オーダーメイドセミナー 参加者4名

記録を残すということの重大さについて伝えさせていただきました。

私は、かつてあまり耳にした事が無いような体験をしたことがあります。
犯罪者でもない一介の化粧品メーカー役員が何故にそこまで壮絶な思いを・・・
というような出来事を経て現在に至るのです。

30歳になったばかりの私は、役員に昇格し給料も年収1000万を楽に超え、芸能人が多く住む西麻布の高級マンションを購入し、ベンツのCLKを乗り回す、ちょっとしたセレブ状態でした。
営業部は私体制を頂点とした組織のスクラップ&ビルドが完了し、会社の業績は正にV字に回復していくのです。

賛否両論入り混じりの活躍ではありましたが、業績の回復は動かしようの無い事実として私の立場を堅固なものにしてくれたものでした。やがて、会社は転換期を迎えるのでした。男性営業が大半だった営業体制を、女性営業体制に切り替えていくことになったのです。

私は正直なところ、男性も女性も公平で平等に対応すればうまく伸びていけるはずだと安直に考え、たいした準備もせずに次々に女性社員を受け入れていくのでした。

ところが、1年もしないうちに一部の女性スタッフから私への反発が始まるのです。
それも命令指示に従えないなどという甘いものでは無く、存在そのものに吐き気がするとまで言われ始めたのです。

ちなみに私は、社員に「セクハラ・パワハラ」等の行為は一切していませんし、誰かを恋愛の対称に思ったり、夜の街に誘い出そうということも一切していません。ただ、ガンガン男女営業部隊を率いて仕事に没頭していただけです。

しかしながら、私と営業を共にする機会の多かった一部の女性陣は、やる気を失い、「生理的に受け付けない」という者まで現れる始末でした。

この件で私は全社員・全顧客が集まった集会(参加者数500名)で、社員から公開批判をされることになりました。(公開処刑という者もおりました)
主要なお客様の参加する集会で、私が組織長として一部の女性社員から信任を受けていないことが公開されるのです。

公開で行う目的は次の通り。

  1. 私の驕りを完膚なきまで叩き潰したい
  2. 女性にとって働きやすい職場作りの提案
  3. 組織間で部下が苦しんでいる可能性があるという関係各社への問題提起
  4. 謙虚(させていただいているという気持ちの構築)
  5. 集会の目玉イベント

私に対する批判の内容には一切の手加減も無く、「何様だと思っているんだ」「こんな上司を持った社員がかわいそう」「こんな幹部を持つ社長がかわいそう」「こんな組織長が指揮している会社なのに何も知らずに付き合ってくれてお客様に申し訳ない」「お客様を馬鹿にしている」

それはそれはひどい内容であり、ただただ謝罪するだけの2時間でした。
一部のお客様も壇上に上がっては、「実はあなたのことを以前から信頼できなかった」というような厳しいご批判をいただきました。

事前にこの集会が「私の粛清」を行うことを知っていた妻は「何者であっても人が人を多くの面前で裁き粛清する権利は無い」と激怒しておりましたが、私は自分の驕りを確認し、この機会に全てを洗い流してしまいたい!と考えていたので、甘んじて受け入れることにしました。

私はこのときの出来事や心境を次なるステップへの決意と共に将来の自分へのタイムカプセルにして未来へ託しました。

「起きたことを全部受け入れよう!」
「言い訳をせずに全部受け入れよう」
当時の私は歯を食いしばって消化しようとしていました。

そして、本当に反省して立ち直る時の自分へのメッセージとして、
「駄目だと心から認めたときの変わり方だけはせめて、天才的だったと言われたい」
末文をそのように締めくくり、新たな苦悩だらけの数年間に旅立つのでした。

今改めてこのタイムカプセルを見て、この事件とここからの数年間は私にとって茨の道でしたが、若いときに驕りを完膚なきまで叩きのめされたこと、そしてそれらを受け入れ変革へのエネルギーに転換できたことは生涯の財産になっています。

あの日あの時に自分が何を思い(その時の文面に感情がにじみ出ている)何を考えていたか、苦しくなるくらい鮮明によみがえる未来への手紙、日記は生涯の宝物になりえました。

自分へのメッセージをこうして8年後に受け取ってみると、8年前の自分へ伝えてあげたいと心から思うメッセージがたくさんあります。

当時の自分へ・・・
君の体験は未来にしっかりと役立っている。あの時の君が歯を食いしばって耐え忍び、変革へのエネルギーへと転換してくれたおかげで38歳の今の自分はある。
ひたむきに、謙虚に、一生懸命、生きた当時の自分を心から誇りに思い感謝します。

皆様にも、辛いことがあったときや嬉しいことがあったときに、こうして未来の自分宛に贈るメッセージを残すことをお薦めします。苦しくても、辛くても、のた打ち回るほどの苦悩も、現在が良くなることで「語れる過去」「戻れる過去」になるようです。

思い出は薄れる場合があります。
しかし文章にたたきこめられた感情は当時のまま未来の自分へ託されます。
未来の自分はそれらを受け取って、現在を知ります。

そんな意味深いお話をさせていただきました。

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